2021/07/13 22:11

クロスロードダイヤモンドの辻です。


棺桶のデザインがアップされています。
最近の製作事例として原型と呼ばれる
型を取るために作る最初の1個を
3Dプリンターで製作しています。

10年以上前はWaxと呼ばれるロウで
デザインを造形してそれを型を取って
量産をしていました。



手で製作するのは個人的には楽しいですが
出来上がったものに対してお客さんは

「正直どーでもいい」

という方がほとんどです。
もちろん職人の辻さんが作ったものが
好きなんだよねと言う方もいますが、

誰が作ってるとか関係ない。

と感じている人のほうが
多いと感じています。


出来上がった物が良いかどうか。

大事なのはその1点ですしね。
3Dプリンターでの製作の利点は
直線的なデザインが人間より遥かに
優れて再現できるところ。

やはりこういうシンプルで直線的で
さらに左右対称のものを作るのは
非常に難しいのです。
※中には手で作る人もいますが。


正直なところ、
原型が気に入らないけど

「これ自分で作るのはこのレベルが限界だよね」

というデザインもあったりします。
そういうジレンマを解消をしてくれるのが
3Dプリンターでもあります。


ちなみにアクセサリーやジュエリーは
大まかに2つの工程があって、

1:原型を作る(上記の話)
2:型を取ったあとに研磨する

この2つがあります。
今のお話は1の話で2の研磨というのは
今のところ人間が手作業でするしかないです。


ただ研磨するだけなら機械で
ある程度はできますが、
石を留めたり溶接したりというのを
自動化することは今のところ不可能です。

研磨作業はわりと好きなので、
これからも良いものを作り続けていきます。